いつもリサイタルへ行くたび、最前列に座っている人を後ろから見ては、いったいどういう人が(どのようにチケットを入手した人が)あそこに座るのかなーと思っていました。
反田・務川二台ピアノのコンサートではまさにその席に自分が。
真ん中ブロックの最前列です。
田舎住まいもいいことあるものです。
会場に到着し、席に座ってワクワクと開演を待っておりました時、ある老婦人が私の近くの人に話しかけていました。
なんでもその方は反田さんが✴︎✴︎の頃(聞き取れず)から彼を応援していて、今回のツアーで自分の町にやってくることになり大喜びで発売初日にホールの窓口に並んだそうです。ところが座席は3階席だった、と。こんな良い席はどうやったら手に入れられるのですか?と、柔らかい口調で素直に尋ねておられました。
この老婦人たちの会話を聞いて、近くにいた男性が、代わってあげましょうか、私は✴︎✴︎だから…(聞き取れず)と申し出る一幕もありました。私も、もしそのご婦人が務川さんのファンだとおっしゃってたら代わってあげたかったくらい、なんだかお気の毒に感じてしまいました。
朝イチ並んで3階席だなんて。
そりゃ3階席には3階席の良さがあるでしょうけど…。
インターネットをちゃんと活用できて情報を集められないと、こういうことになってしまうんですね。
今回の全国ツアーは大都市には全く行かなくて、地方ばかりです。つまり地方の人たちにも聴いてもらいたいとの思いで開催するのでしょう。こんな時はぜひ、地元民先行販売とか良席は地元民優先とか(^_^;) やってほしいです。
ところで、聞こえてくる会話から、その話しかけられたほうの方はかなり遠くから来ていることがわかりました。
私、こんな田舎だから、プレミアム先行抽選に応募したのなんてきっと10人くらいで、その10人がこの最前列に並んでるんだわ、と思ってたんですけど、どうもそうではない。情報活用+田舎+運も良かったのだと理解しました。
まあでも終わってみれば、先の老婦人にとってはおそらく初めての反田さんの生音、3階席でもきっと感激し、楽しまれたんじゃないかな〜と確信しました。サイン会もありましたしね。
↓私ももちろん (^^)
地方のファンにも幸せな時間をありがとう、と言いたいです。
(私、反田氏はもはや実業家にしか見えなくなってきていていますが…)