こんなセカンドライフ

オット55歳での転職を機に、30年続けた共働きに終止符を打ちました。 生涯現役を目指す仕事大好きオット と アーリーリタイアメント気分の妻(私) の新天地での生活記録。 ブログ「理系オット50才、ピアノを始めた」(https://blog.goo.ne.jp/kiwiatgoo)の続編です。

難しい仕事(コーヒー編)

こないだ先生に、来週のいついつに来客があるからコーヒーよろしく、みたいなことを言われたんですよ。ま、それはいいんです、求人票にも書いてあった、私の仕事です。

その話があった翌日に、先生がコーヒー豆を買ってきてくれたんです。今度の来客の時にこれで淹れろってことだな、と理解しました。

豆のパッケージには、なんとかフレンチローストと書いてありまして、そして先生が付け加えた一言。

「アイス用に細かく挽いてもらったから。」

ひえ〜💦 

アイスコーヒーをおいしく作るのって難しいですよね。濃いめに淹れたコーヒーを氷で薄める加減が。グラスに浮かせる氷で薄まる分も考えないといけないし…。

それで、以前から研究室にあったコーヒー粉で練習してみました。コーヒーメーカーの取説にアイスコーヒーの作り方が書いてあったのでその通りに入れて、他の職員に飲んでもらったところ好評でした。私も自分で飲んでみて、これならオッケー、とすっかり安心してました。

さて、当日。

そのお客様は、単発の特別講義のために来られたのですけど、講義まであまり時間がなかったので、焦った私は味見もせず出してしまったのです。

出した後で、余ってたのを飲んでみたら…

めちゃくちゃ濃い!きつ〜!

同僚にも飲んでもらいましたら

職員1「私コーヒー好きだから、これくらいはアリよ」

職員2「スタバのコーヒーってこれくらいじゃない?」

職員3「朝だし、目が覚めてちょうどいいわよ〜」→ 一口飲んで →「濃いわね (-_-)」

その後先生に、濃かったですよね、すみませんでした、と謝りましたら、

んー、そう?

と気にされてない様子。

で。普段、来客でもなければお茶出しを指示されることはないのですが、その日は先生たまたま疲れててまだコーヒーを飲みたかったみたいで、じゃ、練習がてらもっかい淹れてもらえると嬉しい、という話になりまして…、気合を入れてさっきよりやや薄めを狙って作ったのですが…

先生「まだ濃いんじゃない?」

ガーン😱

ってか先生、やっぱり濃いって思ってたのねー。

事前練習ではちょうど良くできたのにな〜。コーヒーって豆の種類で濃さが全然違うんですねー。あたりまえか。

今回のコーヒー騒動は自分も渦中にありながらなんだか遠い世界に感じたんですよ…。我が家はもうずいぶん前にカプセル型のコーヒーメーカーに替えて、安定して美味しいコーヒーを楽しんでいるつもりでいましたけど…、やはりコーヒーを豆選びから楽しむのとは世界が全然違いますね。

それにしても、メロンといいコーヒーといい、いちいち大騒ぎしないでサラッとできるようになりたいものです。

 

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難しい仕事 (メロン編)

 

大学での事務の仕事は簡単です。退屈なくらいです。

でも時々、ひじょおに難しい仕事があります。

先日、先生がメロンを3個差し入れてくれました。切り分けてみんなで食べるという毎年の恒例らしいです。食べ頃まで室温に置き、適切なタイミングで冷蔵庫に入れ、冷やして切り分けるのが職員の仕事。

食べごろって!??

よく、表面を押して弾力が出たら、とか、お尻を押して凹むようになったら、とか言われますが、それだって判断難しいですよね?

しかも先生のお好みは柔らかめってことで、硬めが好きでわりとすぐに切っちゃってる私には未知の領域です。先生はみんなのために持ってきてくれたのだから先生の好みに合わせる必要はないのかもしれませんが、やはりそういうわけにはいきません。

大きな研究室なので、私以外にも職員はいます。ただ、ヒマな事務職は私だけなので、「キウイさん、よろしくね〜」な雰囲気。

責任重大です (T-T)

毎朝出勤するとまずメロンを触って、他の人にも触ってもらって意見を聞いて。我が家だったらもう絶対食べてるな〜って硬さになってもグッと我慢。週末近くになると、土日を前に、冷蔵庫に入れるべきか室温においといて良いものか、で、ますます頭を悩ませ。

で、どうなったかと言いますと…、

毎日、室内のメロンを横目に研究していた学生たちが、

「もー、早く食べたいよお」

と言い出して、わらわらとスマホで食べごろの見分け方を調べて、

「もういいんじゃね?」

と冷蔵庫に入れてしまいました(^^;;

なんか、ホッとしました。先生の好みの硬さじゃなくても私のせいじゃないもん!

メロンはやっぱりかなり熟しててジュースのようでしたが、甘味たっぷり。

良いメロンは硬くても柔らかくても美味しいですね。

 

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達成感、おまけ付き

 

ベートーベンの悲愴二楽章は本番がもう一回ありまして、先日無事に終了しました。

ピアノを始めてからもう発表会は10度目くらいでしょうか。今回は今までで一番緊張しなかったかもしれません。なぜだか。

いまだに緊張する/しない条件がわかりません。

それはさておき、終了後に集合写真を撮るんですけど、そのとき隣に立った男性に話しかけられたんです。

「悲愴を弾かれた?」

「あ、はい」

美しかったです

と。

すごくないです?

「良かったです」でもなく、「きれいに弾けてました」でもなく、「美しかったです」って。

その男性は私のひとつ前の順番で、80年代のポップスを弾いてました。緊張からか音が外れることはちょくちょくあったけど、めちゃくちゃノリが良い!私は自分の番直前なのにも関わらず盛大に拍手してしまったくらいです(自席から直接舞台に上がって下がる会場だったので前の人の演奏もしっかり聞けた)。

クラシックに詳しくはないかもしれないけど、音楽好きな人には間違いありません。

そんな人に、「美しかったです」と言われて、まるで愛の告白でもされたかようにその後数日ほわ〜っとそのことを思い出してました。

このことは、オットにも先生にも言ってません。

でもここには書いちゃった。

長々と地味に練習してきて、最後に小さな宝石のようなご褒美がもらえた気分です。

 

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ピアノで久しぶりの達成感

 

悲愴の2楽章の提示部だけを何ヶ月もやった話。

先生の指導のメインは、表現・歌い方というよりは音色の方で、メロディーとそれ以外を違う音色で弾くこと。ベースと内声はベターっとした音で、とおっしゃいます。

なぜそれに何ヶ月もかかったのかと言うと、

その頃私は、数年前からじわじわとわかってきていた脱力というものについて、ようやく全身の状態にまで理解が進んできていたところでした。これからはデフォルトでその状態で弾けるように日々の練習でももっと意識していきたいと思ってたところでした。

だからベターっと弾けと言われても、なかなか受け入れられない・半信半疑・ストンと弾きたいよう・だったんです。それが一つ。

もう一つはただ単に、指によって違う弾き方をすることが出来なかったんです。こんなゆっくりした曲でも、運動神経が悪いから頭の命令通りに指が動きません。

 

でも、弾き分けができるようになった時、自分でもはっきりと、"すごくよくなった!"って感じたのです。

先生は、"ベターっとした音"って表現してたけど、自分の感覚では、"濡れ落ち葉だらけの歩道"のイメージで(^^;;、じわーーんと弦楽四重奏の伴奏みたいに聞こえるんです。実際にはピアノの音はすぐ減衰していきますから、そんなはずはないんですけどね、そう聞こえるんです。

自画自賛もいいとこですみません。

しかも、この辺りの音域は、私がピアノ初心者ながら直感でこのシゲルくんを選んだ決め手となったところで、も、も、この提示部をうちのシゲルくんで弾くとすっごく気持ちいいんですよ!!

前の記事にも書いたように、提示部以外は悲惨ですけどね、久しぶりにピアノで、できた!って達成感を得た出来事でした。

ほんと、久しぶり。

 

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偏った練習

 

今、ベートーベンのソナタ悲愴の2楽章をやってます。のだめカンタービレで最初に出てくるピアノ曲ですね。

発表会のために選んだ曲です。

例年よりも早く曲が決まったので、ひと通り譜読みが終わったあとも時間は結構あったのですけど、先生が、

この曲は最初のテーマにかかっている🔥

とおっしゃって、その後ずっと最初の提示部だけをレッスンでやってたんです。

2ヶ月くらい。

で、そうするとそれ以外のところはどうなるかって言うと…

普通は、レッスンではやらないけど他のとこも自分なりに練習して全体の底上げをしておくんですよね…。

私ももちろん気にはなってたんですけどね、やっぱりテーマの方を弾いてた方が気持ちいいですし、いつもの悪い癖で億劫になるととことん逃げてしまって、たまに通して弾くくらいしかしていませんでした。

提示部の合格がもらえて、では通して弾いてみましょう、となったのは本番2週間前でした。

私としては、意外と無難に通せたっ💦と思ったのですが、先生は少し焦った様子で(^^;)、言いたいこといろいろあったでしょうが、2週間でなんとかなりそうなことに絞って(でも結構いろいろ)レッスンしてくれました。

残りの2週間、それをものにしようと頑張ったんですけど、結局本番では、細かく指示されてた左ペダルは全く踏めなかったりと、2週間前の指示をほぼ無視みたいな。先生ごめんなさい💦

やっぱりにわか練習では身につきませんね。小脳に落とし込むくらい練習してないと、緊張する本番で練習通りには弾けません。

でも先生はそのへんはぜんぜん気にされてなくて、

「やっぱりテーマに集中して練習したのは正解やったわ〜。きれいでしたよ〜。」とたくさん褒めてくれたのでまあヨシなのかな……?

曲のある部分だけ濃くたくさん練習して発表会本番に臨むという、珍しい経験をしました。

 

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「お疲れさまです」って言う?

 

仕事が始まったのは結局、面接の日(=内定の連絡があった日)から4週間後でした。

そしてぼちぼち慣れてきた今日この頃、最も戸惑っているのがこの、タイトルに書いたこと。

昔は「お疲れさま」って、同僚が仕事を終えて帰る時とか、ほんとに疲れてる人(現場仕事から戻ってきた人とか)にしか使わなかったですよね?私のいた会社だけ??

今は「お疲れさまです」ってしょっちゅう使われていますよね。

オフィスなど働く場所だと、知ってる人にすれ違うだけでもそうやって声かけあうし、

上司に話しかける時の第一声として言ったりもしますよね?

メールの文頭に書いてあったりもしますよね?

私が会社員になって十数年もたったころからでしょうか、若い人中心にこのお疲れさまが頻繁に聞かれるようになったのは。

次第に皆が使うようになっていきましたが、まあその頃には私も職場で年長者に近くなってましたから、若者に「お疲れさまです」と話しかけられても「こんにちは」で返して問題なかったんです。

便利な言葉ではありますが、疲れていない人に言うのもねえ。違和感あるわ〜。

こんなこと書いても、常識のない人だと白い目で見られるだけなのかしら。

自分が常識だと思ってきたことだって、もっと年上の人たちからすれば眉をひそめたくなるようなこともたくさんあったでしょうからね…。

 

今はね、新米ですから、臨機応変に行こうと思ってはいるのですが、やっぱりなんか自然に出てこなかったり、ここは言うとこ?言わないとこ?こんにちはでもいい?ってアワアワしているうちに終わっちゃったりするんですよね。からだにしみついている習慣はなかなか変えられません。

ただ幸い、たぶんですが、言わないからって嫌われるとか、働きにくくなることはなさそうです。私もいろいろ気を使ってますし、良い職場です。

まじめに仕事をして、良い人間関係を作っていくことで、自然に解決していくと良いなぁと思ってます。

 

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習い事が背中を押してくれた

 

1日6時間とはいえ毎日働くので、いろいろ辞めなきゃいけないことも出てくるのですが、1番残念なのが、ジャズダンスです。

大した運動量でもないけど、結局一年半続きました。

(あ、ピアノは辞めませんよ!先生に、レッスン時間の変更をお願いしました。)

このジャズダンスクラスは受講生の入れ替わりがあまりなかったんです。時々体験レッスンとして受けに来る人はいるけど、レギュラー受講には至らない。なもんだから、私はいつまでたっても1番下手っぴでした。ただ、1人かけ離れて下手ってわけではなくて、まあなんとかついていけてました…たぶん…。

先生がね、かっこよくて素敵な人で(同年代の女性です)、別のスポーツ施設の先生のレッスンを掛け持ちしている人もいたほどです。でも下手っぴでおとなしい私は、先生に話しかけることも話しかけられることも長らくありませんでした。

ところが、ある日のレッスン開始前に先生がズンズン私の方へやってくるのでびっくり。何かと思ったら、年配の受講生さんたちのスマホにインスタをインストールしてアカウントを作ってあげて、という依頼でした。先生のインスタを受講生全員がフォローすれば、掲示板代わりに使えるし、振り付けの復習もできるから。

実は私、クラスの中で1番若いのですよ、この歳で (^_^;)。さらに、ちょうど先生のインスタのフォローのリクエストを承認してもらったところだったので、目をつけられたみたいです。

このクラスの年齢層は60代が多くて、50代は数名、70代も1人、少し前までは80代も!

このメンバーが先生の目論見通りにインスタを使いこなせるかどうかはかなり怪しいです。でもこの、私より年上のおばさま方のお元気な様子は、再び仕事をしようと思うきっかけの一つになりました。

つまり、こういった習い事は60代からでも楽しめるんだなぁって思ったのです。

で、今は今しかできないことをしたい、と。

せっかくお話できるようになった先生とのお別れは残念ですけどね…。

もう少し歳を取ったらまたお世話になります!

 

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