オットは今度新しく担当する一年生対象の授業で、全体の1/3の時間を使ってレポート作成させるらしいです。何か一つ製品を決めて、それについて調べてまとめさせる。
”レポートっていうのは感想文ではないですよ。事実に対して意見を述べるものです。事実<データ>を集めて整理して自分の意見を作る練習をしましょう” という趣旨みたいです。
高校生までは自分で自分のことを決めればよかったんですよね。でも実社会では、周りの人を説得しながら物事を進めたり、問題を解決したりしなければならない。論拠を示さなくてはならない。それには単なる思いつきや憶測や経験でなく、データを使おう、と教えたいらしいです。
確かに私も会社では、自分の意見を通すために、文献調査結果だったり計算結果だったり過去の事例だっりを隙のないように揃えるのが仕事だったとも言えるわけで、それらも広い意味で"データ"なのだなと今更思ったりします。
人を説得するのにデータを使う。
当たり前のような、でも案外分かっていない子もいるかもしれませんね。高校を出たばかりの大学一年生ですし、入口のかなーり広い大学です。全く手が出ない学生もいるでしょう。
授業では、毎回チェックして、コメントして、その指摘に対して次にどう反映しているかを評価する。それを全員に対して行うのだそうです。
見る方も大変だと思うよ、と自分でも言ってました。
たぶん何からやったら良いのかさえ分からない子が結構いると思うから、何でも聞きに来ていいよって雰囲気を作ってあげてね、と、いつになく真面目にオットに言ってしまった私。
みんな頑張ってついていってね〜💦
スパルタ運動部の寮母さんの気分です。